この間、娘と話していたときにとても嬉しいことがありました


それは、高校の先生のこと。


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高校一年生になり、新しい毎日への期待を胸にふくらませながら登校しはじめた娘に、思いもよらぬ洗礼が待ち構えていました。

どうやら、ずいぶんと厳しくて怖い先生がいるらしく、その先生の存在が娘の心をだいぶ重くしている様子でした。



「すごい頑張って課題やっていっても、ぜったいにOKくれない!」

「無理なことばかり生徒に言うの!」

「怖い感じにいつも怒ってるの!」



などなど…、娘の話を聴いている限りでは、とにかく『ダメ出し』『無理難題』『イヤミ』が多い先生…という印象です。



半べそかきながら課題を家でこなし、「これ明日までにやっていかないと、先生に怒られる…!!はぁ…明日イヤだなぁ…!」と言いながら、すごく暗い顔で机に向かってるときもありました。



久しぶりに見る娘の辛そうな表情に、正直いって内心わたしは、「もしかして、また学校に行きたくないと言い出すかもしれないな。」と覚悟を決めていました。



時折わたしは、

・課題をスムーズにこなすためには…
・先生に気にいられれば怒られないんじゃ?

などと考えてしまうことがありました。

そんな自分に気づいて、ハッ!とするのです。



わたしがそんなことを考えてしまうときは、軸からブレているときです。

親としてわたしにできることは、子どもの抱えている問題を子ども本人に代わって解消することではありません。



子ども本人が、自分の抱えている問題を乗り越えようと前に進むための勇気を育てること。

それこそが、わたしの役目です。

それがわたしの役目だとわかっていても、たまにふと、娘のことが心配になり軸がブレた対応をしそうになるときもあるんですよね。



でも!

子どもの抱えている問題を、わたしが代わりに解消しようとしてはならないのです。



わたしの役目はなに?
わたしがいますることはなに?

それを見失わないように、いつも自分に問いかけました。

軸からブレないようにすることを心がけました。



子どもが自分の抱えている問題を乗り越えようとする気持ち(=勇気)を育ててあげるには、親にできることは『勇気づけ』です。



わたしはこの子を勇気づけたい。
わたしはこの子が自分の人生の課題に取り組もうとする姿を見守りたい。



改めてその思いを自分に確認して、わたしはひたすらに娘の話を聴きました。

娘に指示や命令をせず、アドバイスもせず。
また、その先生のことを批判も肯定もせず。

わたしがすることは、先生とのあれこれによって娘が抱いている感情をありのままに受けとめること。

それだけで十分なんですよね。



「それは困ったねぇ〜。」
「それは嫌な気持ちになっただろうね〜。」
「とっても辛そうだね。」
「課題が終わってないのに学校に行くの…憂鬱な気持ちになるよね。」



そんなふうに、ひたすら娘の話を聴きました。

彼女の頭をなでながら話を聴いて、そして、心の中でいつも応援していました。

言葉には出しませんでしたが、いつも心の中で娘に語りかけました。

「大丈夫!あなたなら乗り越えられる!がんばれ!ママはいつも見てるよ!」


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そんなことが何ヶ月も続きました。

そして先日、ついに娘はその先生との間の問題を、自分で解決する糸口を見つけたのです。

それをわたしに話してくれました。



「あのね。先生が怖くてとっつきにくい人だってこと、わたしがそう決めつけてたのかもしれない。わたしがそう思って先生を見てるから、先生もそう思われてることを感じてしまって怖い対応になっちゃうのかも…?って。だから、そういう先入観で先生を見ることをやめてみようと思うの。」


そんなふうに話してくれたのです。

それが、彼女が自分でたどり着いた問題解決の方法



それを娘の口からきいたとき、ほんとうに嬉しかったです。



こうして子どもは、ひとつずつチカラを育んでいくのだな

こうして子どもは、少しずつ自分と他人を信じられるようになっていくのだな



口出ししなくてよかったな
娘を信じて見守ってよかったな



心からそう思いました。



娘の勇気ある一歩に、逆に勇気をもらいました。

これからも娘の毎日を見守ることが、ますますたのしみです。


STEPリーダー
かたおかゆうこ