こんにちは。
かたおかゆうこです。

娘はこの春から晴れて高校生になりました。進学したのは、県立高校の家政科です。いまは休校中ですが、これからの娘の高校生活がどんな楽しいものになるか…ワクワクとした気持ちです。


娘は将来、法律関係の仕事をしたいのだそうです。そのため大学は4年制大学法学部への進学を希望しています。

法学部進学を考えているなら、高校は家政科よりも普通科へいったほうが良いのでは?と考えるのが一般的なのかもしれません。私も以前はそのように考えていました。
でも今回、娘の高校受験を見守った経験を通して、私はその考えを見直すチャンスをもらったのです。

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普通科にいくと思っていた我が子が偏差値を15もさげて「家政科にいく」と…。

娘はお料理が好きな子で、初めて包丁を持ったのは4歳。NHKのクッキンアイドルまいんちゃんを観て、「ママ!明日あれ作りたい!」と食材を買いに行くところから自分でやりたがる子でした。
小学生になると「大人になったらパティシエになりたい♡」と話していましたが、少しずつ料理以外にも興味の幅が広がり、中学生のころには「夢は法律関係の仕事に就くこと。大学は法学部にいって司法試験を受ける。」と話すようになりました。

そのころの私は、娘の進路について「法学部にいくのなら、高校は普通科にいくのだろうな」となんとなく想像していました。

受験高校選びは娘本人にすべて任せていましたので、中学3年生の三者面談の前日にはじめて娘の口から、希望する受験高校について話を聞きました。

彼女が口にした志望校は、県立高校の家政科。娘はお料理やお裁縫が好きなので、その方向に興味が向くことは理解できましたし、自宅からも近くて通いやすい高校です。

ですが…。学校の偏差値が彼女の実力よりも15も下回っていたことと、普通科ではないことが、その時の私には少し気にかかりました。

家政科にいきたいということは、もしかして将来の夢が家政関係の仕事に変わったのかな?と思い、娘に確かめてみました。

娘はこう言いました。

「法律関係の仕事に就きたい気持ちは変わらない。だから大学は法学部に行く。でも、高校は家政科に行きたいの。」

そして引き続き、高校生活と高校卒業後についてどう考えているのかを話してくれたのです。


大学は法学部にいくと決めているけど、高校は家政科にいく理由。

娘の考えを聴く前の私は、こんなふうに考えていました。 
「法学部に行くのなら、普通科高校のカリキュラムで学んでいったほうが、大学受験には有利なのでは?」

「高校はとりあえず普通科にいって、高校3年になったときにやっぱり家政の勉強をしたいと思えば、家政系大学にいくという方法もあるのでは?」

しかし、このあと娘の考えを聴いた私は、この子の『生きるチカラ』のたくましさを感じ、目からウロコが落ちた気もちがしました。

娘の考えはこうでした。

・将来の夢は法律関係と決めていて、家政関係の仕事をするつもりはないから、大学で家政を学ぶつもりはない。大学では、将来の仕事に直結する学びをしたい。

・でも家政の勉強も好きだから、家政科に行きたい。大学では法律の勉強をすると決めているから、逆に家政の勉強をするなら、このチャンスしかないと思ってる。

・受験する家政科の大学進学実績と授業カリキュラムを見る限りでは、学校の授業だけで法学部を目指すことはかなり厳しそうなことはわかってる。そのぶんは放課後や休みの日に勉強してカバーする。

こんなにも自分と向き合い、こんなにも将来について考えるチカラがついてきていたのだ…と私は感動しました。

それなら家政科受験で取り組んでいこう!と家族の意見は一致しました。

いまやりたいことも実現させ、将来の夢も実現させたい…。そのためにどんな進路を選ぶかを娘が中学3年間かけて考えた結果が、「高校は家政科にいって、大学は法学部を目指す。」だったのです。


子どもが進路を決めるとき、親にできる援助は何か。

私の親…つまり娘の祖母は、家政科受験に賛成ではない様子でした。
「そんな箸にも棒にもひっかからないような高校にいって、あの子の将来どうなってもしらないわよ。」

「家政科から法学部なんて無理に決まってる。前例がないだろうし、途中で『やっぱり無理だった』って言い出すのが目に見えてる。」

などと言っていました。

母の思いももちろんわかります。孫を思うからこその心配だと思ってます。

私も正直いって、家政科から法学部への進学はかなりの狭き門だろうとはわかっていますし、現役での法学部合格はもしかしたら難しいかもしれないという思いがなくはないです

だけれど、たとえ娘が大学受験に不合格になっても、そのぶん法律関係の仕事につくタイミングが遅くなるとしても、それで構わないと思っているのです。

親としての私の役目は、スムーズに大学に進学し、スムーズにいい仕事に就けるようにサポートすること…ではありません。

私の役目は娘を勇気づけることです。人生でどんなことが目の前にたちはだかろうとも、勇気をもって前に進もうと思える心と行動力を育てることです。

ですので、大学受験も、就職も、その結果についてはあまり重きをおいていません。

子どもがそれについて何を考え、何を決めて、何を取り組もうとしてるのか。そして私はこの子が決めたことを全力で応援する覚悟があるか。

いつも自分に問いかけるのは、それだけなのです。


子どものチカラを伸ばすか潰すかは、親の関わり方次第。

3年前までこの子は、不登校と引きこもりを4年間もこじらせてしまった、やっかいな子どもでした。
学校は怖い!
友達も要らないし、先生も要らない!
学校なんか二度と行かない!
学校って言葉、二度と言うな!
勉強なんかできなくていい!
中学校も行かない!
中学卒業の学歴はタダでもらえるから、そのあとはテキトーにフリーターにでもなる!
私のことは放っておいて!
もう一生このままでいいんだから!

そんなふうに自暴自棄になり、部屋から全く出てこない子でした。

この頃は明らかに、私の対応が娘の不登校を強化してしまっていました。

中学に入学してからは、基本的には休まず学校に通っていましたが、私のなかでは『もうこれで安心だ』とは思っていませんでした。

親として取り組むべき課題は、必ず他の形となって現れる…それはわかっていましたから。

中学3年間、目の前のこの子を私はどう勇気づけることができるのか…それだけを考え続け、とにかく勇気づけに取り組んできました。

親としての失敗もたくさんしました。それでも勇気づけをあきらめない気もちを持ち続けられたのは、STEPを一緒に学ぶ仲間と、支えてくれる家族がいたからだと思っています。

娘は今、自分の夢に向って、いまの自分にできること・やりたいことを一歩ずつ実現させようとしています。

学校なんか二度と行かない!と言っていた子が、高校やその先にある進路について、自分で考え、自分で決めて、自分で動き出しています。

子どもが自分の人生について…、自分のやりたいことについて…、イキイキとした目で語ってくれる。

親にとって、子どもからもらえる親孝行として、これ以上のものはないと私は感じています。



STEPリーダー
かたおかゆうこ



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